2015年4月11日土曜日

「各自核論」にまた突っ込み

またまた4月10日付けローカル新聞道新の「各自核論」に突っ込み
久々に突っ込みがいのある記事があったので。大事な紙面をこのような不毛な話題で埋めるとは。

まず池内氏「民生技術の軍事利用」
これ「いいの?悪いの?」答えありません。
この手の議論は「気をつけよう、監視しよう」とかにしかならない。
最も卑近な例で考えてみよう。包丁があります、生活必需品ですが犯罪(殺人)に使われました。(包丁はダメなもの?)
自動車があります。飲酒などで重大事故になりました。(自動車って悪なの?)
また実際戦時中には民間の貨物船が軍事徴用され兵站(輸送船)に使われました。現在では青函連絡船として就航した「なっちゃんWorld」が自衛隊に徴用されています。
日本の高精細液晶パネルがなければ航空機(特に戦闘機)は作れない、複合素材(カーボン)やレザージャイロ(航空機やロケットなど)も必要とされています。リチュウム電池は潜水艦に搭載されてます。
如何するの・・・止めるの?許すの?

言うなら「軍産学の光と影」「科学の光と影」「人間の光と影」と言い換えられ。最終的には人間の問題でしょう。
せめてガイドライン作り、制度化(法整備を含めた監視システム)などの具体的提言が必須。
大学の先生でしょ。このレベルに払う原稿料は必要ない。

佐藤氏「国策強要 他人ごとではない」
ま、そのとうりだね。
普天間基地の問題には何度も言及してきたが、概ね沖縄県民の民意に賛成。
ただし普天間基地が市街地にあるのではなく基地のそばに市街地を作ったのが事実。
金で釣った政府の品の無さは最低(国とか政府とかはそういうもの)だが、その後のおねだり姿勢は沖縄の側にも品格を問いたい。
尖閣有事の際のオスプレイの運用に関しては、筆者の考えでは空爆の後の人員、物資の運搬でしょう。
筆者の持論は「最低でも県外、できれば海外」で思いやり予算でつなぎとめるのではなく、占領から早く脱却し(ドイツのように)、占領軍には同盟上必要なものだけ残して自衛の体制に移行してほしいものです。(戦後70年もたつのにいまだに敗戦国で占領軍が駐留している国ですよ!!日本は)